外傷などを診療

外科のイメージ写真

当院では、外傷(切り傷、擦り傷、咬傷、やけど など)をはじめ、捻挫や打撲、脱臼、皮膚のできものの切除などを行います。
例えちょっとしたすり傷でも、処置や治療もしないで放置していると感染症を引き起こすようになります。
そのため速やかに処置を行うか、傷が大きくて心配という場合はご受診ください。

外科で対応する主な疾患(例)

  • 外傷(切り傷・擦り傷・咬傷・やけどなど)
  • 異物刺入(トゲや釘が刺さった時など)
  • 捻挫
  • 打撲
  • 皮膚のできもの
  • 皮下腫瘤
  • 褥瘡 など

やけど

皮膚や粘膜に高音のもの(熱などの刺激)が一定時間以上触れることで起きた損傷のことを言います。
症状の程度によってⅠ~Ⅲ度熱傷に分類されます。

Ⅰ度熱傷は表皮にのみ生じたやけどで、皮膚に赤みやヒリヒリした痛みがみられます。
Ⅱ度熱傷は浅達性Ⅱ度熱傷と深達性Ⅱ度熱傷に分類され、浅達性は肌の赤みから徐々に水疱を形成し、水疱が破れると傷になります。痛みも出ます。
深達性は皮膚の損傷が真皮深層まで達している状態で瘢痕が残ることもあります。
浅達性と同じく赤みや水疱が見られますが、その底は白色の状態で知覚が鈍麻しています。
Ⅲ度熱傷は一番ひどいやけどで、皮膚のすべてが損傷しています。
この場合、乾燥や痛みを感じることもありません。

切傷

切傷は傷口が鋭く切断されていて、周辺組織につぶれがみられません。
主に刃物やガラスなど鋭い器物で発生することが多いです。
主な症状は出血、ヒリヒリ、じんじんした痛みなどです。
なお、切り傷によって、血管、神経、腱に完全な断裂が起きた場合は、直ちに縫合の処置をします。

虫さされ

蚊をはじめ、ダニ、ノミ、アブ、ハチ、毛虫といった虫に刺される、あるいは接触するなどして、その部位に赤みを伴う発疹が発生している状態を虫さされと言います。
症状の程度はそれぞれで、かゆみを我慢すれば間もなく治まるものから、直ちに毒抜きなどの処置が必要な場合もあります。
なかでもハチに刺された後は注意が必要で血圧低下や意識消失など、強いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)を起こすこともあります。

おでき

せつ(癤)とも呼ばれるもので、これは毛包が細菌に感染することで炎症が起き、それが化膿している状態を言います。
どの部位でも発症する可能性はありますが、顔、胸、お尻に起きやすく、膿んでいる部位は赤く膨れていて熱感や強い痛みなどもみられます。
このせつ(癤)がたくさん集まった状態をよう(癰)と言います。

打撲

打撲とは、身体の一部をどこかにぶつけてしまい、皮膚や皮下組織などが損傷している状態のことです。
打撲した部位(患部)からは、内出血、腫れ、痛みのほか、熱を感じることもあります。
心配するケースはほとんどありませんが、頭部、胸部、腹部で強い打撲があった場合は一度医療機関をご受診ください。

肘内障

肘の靭帯がまだ発達しきっていない幼児に起きやすく、これは肘関節が脱臼しかけている状態(亜脱臼)を言います。
原因としては、保護者の方などがお子さんの手を急に引っ張る、あるいは肘を捻った際によくみられると言われています。
なお外見上は腫脹や変形といったことが現れることはありませんが、肘を動かせなくなるので腕がだらんとした状態になります。
また痛みにつきましては、無理に動かそうとしない限りは、強い痛みがみられることはありません。
肘内障の治療は医師による徒手整復術が行われます。整復術では特に手術や全身麻酔などは不要で、診察室で数秒の短期間程度で終了することがほとんどです。

捻挫

超音波診断装置

強い外力が不自然な状態で関節に加わってしまい、そのことによって関節包、筋肉、腱、靭帯の一部が断裂した状態が捻挫です。
同疾患は関節のある部分で起きるわけですが、その大半は足の関節で発生します。主な症状は、痛み、腫れ、皮下出血といったものですが、足の関節で起きると足を着くだけで非常に強い痛みが出ます。

なお捻挫は治療の際に関節をしっかり固定しないと靭帯が伸びたままの状態になります。
このような場合、再発しやすくなりますので要注意です。
また当院では超音波検査機器を2021年4月から導入しており、レントゲン検査ではわからない捻挫(靭帯損傷程度の有無)の評価を行い、患者さんの早期回復に努めております。